「秘密を掘り下げるもの」は運ゲー?
2012年1月1日 TCG全般 コメント (2)新年明けましておめでとうございます。
新年早々、とある1枚のカードについて思ったことを書きたいと思います。
そのカードとは、タイトルにもある通り秘密を掘り下げるものです。
只今レガシーでも絶賛活躍中のこのカードですが、このカードの効果にはある程度の運が絡んでいることは皆さんご存知の通りです。
そのため、リミテッドなどでこのカードを出されてすぐ変身したことによって負けると、「運ゲーだ」と言ってしまう方がよくいますね。
ただ、果たしてこのカードに殴り殺されることは「運ゲー」の一言で片付けていいものなのでしょうか?
結論から言うと、僕はこのカードがどんなに早く、何枚も変身しようともそれは「運ゲー」と呼ぶものではないと思います。
例えば、リミテッドでこのカードを入れている側のデッキに10枚しかインスタント、ソーサリーが入っていなかっとします。
その場合、このカードがすぐに変身する確立はそう高くありません(恐らく3回めくって50%くらいでしょうか)。
そして、インスタント、ソーサリーをどんなに入れようとも、秘密を掘り下げるものは、変身しなければ1/1。変身すれば3/2です。
デッキ内のインスタント、ソーサリーの濃度をあげたところで他のサイズに変わることはありません。
秘密を掘り下げるものを使う側のプレイヤーは、このカードが変身していない状態でプレイすることを想定しないわけにはいかないのです。
1/1のままの秘密を掘り下げるものでビートしながら、いつか3/2へ変身することを期待するのも、どこも間違った戦略ではありません。
また、このカードが3ターン以内に変身する確立が○○%以上じゃなければ使ってはいけない、という決まりはどこにもありません。
ただ単に1マナ1/1が使いたい、という理由でこのカードを使うことも可能なのです。
僕は、秘密を掘り下げるものを使う側がこのカードが変身せずに負けた時に「運が悪かった」と言うことこそが本当の間違いだと思います。
デッキ内にインスタント、ソーサリー以外のカードが20枚あるのなら20ターン連続で変身しないことも覚悟していなければいけません。
もしこのカードが変身しなかった、というだけで負けたのなら、それは「運」が悪かったのではなく「戦略」が間違っていたのでしょう。
僕が特に言いたいことは、この「戦略」についてです。
確かに1マナ3/2飛行、というスペックは強力ではありますが、リミテッドでも構築でもそれ「だけ」で負ける、ということはないと思います。
つまり、秘密を掘り下げるものに負けているのではなく、このカードを運用した「戦略」に負けているのです。
話を少し前に戻しましょう。
デッキにはほとんどインスタント、ソーサリーを入れず、1/1のままのこのカードで殴る、という「戦略」を用いたプレイヤーがいたとします。
すると、1ターン目に召喚した秘密を掘り下げるものが2ターン目に偶然にも変身しました。
果たしてこれは「運ゲー」になってしまうのでしょうか?
この答えはNOだと思います。
あくまでこれは秘密を掘り下げるものを運用した戦略の一つであり、この戦略がいい方へと転んだ、というだけの話です。
この戦略は秘密を掘り下げるものが2ターン目に変身することに頼ってはいませんが、2ターン目に3/2を手に入れられたことは、この戦略をとっていたからこその恩恵だ、と言えるでしょう。
そして、この3/2にそのまま殴り殺されてしまうのは、3/2飛行を対処できない、または変身する前の1/1を事前に処理できていない側に問題があると言えます。
変身前の秘密を掘り下げるものを何ターンも放置しておいて、それが変身したときには「運ゲー乙」などと言ってしまうのは愚の骨頂だと思います。
重要なことは、秘密を掘り下げるものを使うのは一つの「戦略」であり、その戦略を取ることにより得られる恩恵は大きいこと。
そして、このカードに負けるときは相手側の戦略に負けているのである、ということです。
長文でわかりづらいところも多々あったと思いますが、もし一つでも共感して頂けることがあれば幸いです。
ご意見、ご感想などありましたらコメントにてお気軽にお願いします。
新年早々、とある1枚のカードについて思ったことを書きたいと思います。
そのカードとは、タイトルにもある通り秘密を掘り下げるものです。
只今レガシーでも絶賛活躍中のこのカードですが、このカードの効果にはある程度の運が絡んでいることは皆さんご存知の通りです。
そのため、リミテッドなどでこのカードを出されてすぐ変身したことによって負けると、「運ゲーだ」と言ってしまう方がよくいますね。
ただ、果たしてこのカードに殴り殺されることは「運ゲー」の一言で片付けていいものなのでしょうか?
結論から言うと、僕はこのカードがどんなに早く、何枚も変身しようともそれは「運ゲー」と呼ぶものではないと思います。
例えば、リミテッドでこのカードを入れている側のデッキに10枚しかインスタント、ソーサリーが入っていなかっとします。
その場合、このカードがすぐに変身する確立はそう高くありません(恐らく3回めくって50%くらいでしょうか)。
そして、インスタント、ソーサリーをどんなに入れようとも、秘密を掘り下げるものは、変身しなければ1/1。変身すれば3/2です。
デッキ内のインスタント、ソーサリーの濃度をあげたところで他のサイズに変わることはありません。
秘密を掘り下げるものを使う側のプレイヤーは、このカードが変身していない状態でプレイすることを想定しないわけにはいかないのです。
1/1のままの秘密を掘り下げるものでビートしながら、いつか3/2へ変身することを期待するのも、どこも間違った戦略ではありません。
また、このカードが3ターン以内に変身する確立が○○%以上じゃなければ使ってはいけない、という決まりはどこにもありません。
ただ単に1マナ1/1が使いたい、という理由でこのカードを使うことも可能なのです。
僕は、秘密を掘り下げるものを使う側がこのカードが変身せずに負けた時に「運が悪かった」と言うことこそが本当の間違いだと思います。
デッキ内にインスタント、ソーサリー以外のカードが20枚あるのなら20ターン連続で変身しないことも覚悟していなければいけません。
もしこのカードが変身しなかった、というだけで負けたのなら、それは「運」が悪かったのではなく「戦略」が間違っていたのでしょう。
僕が特に言いたいことは、この「戦略」についてです。
確かに1マナ3/2飛行、というスペックは強力ではありますが、リミテッドでも構築でもそれ「だけ」で負ける、ということはないと思います。
つまり、秘密を掘り下げるものに負けているのではなく、このカードを運用した「戦略」に負けているのです。
話を少し前に戻しましょう。
デッキにはほとんどインスタント、ソーサリーを入れず、1/1のままのこのカードで殴る、という「戦略」を用いたプレイヤーがいたとします。
すると、1ターン目に召喚した秘密を掘り下げるものが2ターン目に偶然にも変身しました。
果たしてこれは「運ゲー」になってしまうのでしょうか?
この答えはNOだと思います。
あくまでこれは秘密を掘り下げるものを運用した戦略の一つであり、この戦略がいい方へと転んだ、というだけの話です。
この戦略は秘密を掘り下げるものが2ターン目に変身することに頼ってはいませんが、2ターン目に3/2を手に入れられたことは、この戦略をとっていたからこその恩恵だ、と言えるでしょう。
そして、この3/2にそのまま殴り殺されてしまうのは、3/2飛行を対処できない、または変身する前の1/1を事前に処理できていない側に問題があると言えます。
変身前の秘密を掘り下げるものを何ターンも放置しておいて、それが変身したときには「運ゲー乙」などと言ってしまうのは愚の骨頂だと思います。
重要なことは、秘密を掘り下げるものを使うのは一つの「戦略」であり、その戦略を取ることにより得られる恩恵は大きいこと。
そして、このカードに負けるときは相手側の戦略に負けているのである、ということです。
長文でわかりづらいところも多々あったと思いますが、もし一つでも共感して頂けることがあれば幸いです。
ご意見、ご感想などありましたらコメントにてお気軽にお願いします。
コメント
僕もメメクラゲさんの意見に賛成です。《秘密を掘り下げる者》のような不確定要素が大きいカードを嫌う人は多いですよね。(かくいう僕も自分で使うのは好きではありませんが。)
お互いリスクとメリットがあっての不確定要素なので、どっちに転んでも結果は受け入れるべきですよね。
この記事に賛同していただける人がいて非常に嬉しいです。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします。