前回の記事の続きです
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一つ、君がこのデッキをプレイする際に頭の中において置かなければならないことは、前に進むゲームプランを立てなければいけないってことだ。君は今から3ターンで何をするのか知る必要がある。なぜなら、そのことは君が今のターンに何をするべきかを要求するものだからだ。それを可能にする確かな道具(例えば《思案/Ponder》 や 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》)があるし、それを使う必要がある。もし君が各ターンを分割されたものとしてプレイすると、このデッキでは君の破滅を招くだろう。なんたって、君のマナはいつでもギリギリだし、計画の不足は雪だるま式に被害を大きくしていくからね。君が僕のRound9でのBen Friedmanでの試合を見れるのなら、第2ゲームで僕が前に進まないプランを立てて、僕が死にかけたターンがいくつもあるから見てくれ。例えば、僕はこれをやるチャンスがもう来ないだろうと思って、彼が代わりに3マナの生物を出すことを《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》で知っていたから、《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》を彼の2ターン目のアタックの時に《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder》に使ったんだ。 このプレイのせいで、僕に悪いドローが続けばこのゲームに負けていたかもしれないけど、そもそもあんなプレイさえしてなければ運が悪くても問題なく勝ててたよね。(rainさんよりアドバイスを頂きました。ありがとうございます。)
未だに僕が迷っている一つは、相手が何デッキか分からなく、手札に1マナのカードが他にない時に《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》を青1マナで払うか2ライフをペイするかについてだ。僕はこの答えは絶対に「ハンド次第だけど、大体の場合で2ライフ払ったほうがいい」なんだけど、いつもこの考えで決断を下せるとわけではないと思う。これには2つの要因があるんだ。1つは、もし君が2マナ、3マナで出すカードがすでにあるなら、2ライフを払いたい気になるだろう。だって、今《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》をプレイしなかったらいつプレイするんだい?2つ目は、もし君の手札に2マナ、3マナのカードがすでにあるなら、君に《思案/Ponder》は必要ないってことだ。僕は、ハンドが充実しているときは、それらを使う前に死ぬのが嫌だから、マナを払うのが好きなんだけど、もしすぐに何かの助けが必要なハンドの時は2ライフを払って1ターン目にその助けを得られるかどうか見に行くね。これ合ってるかな?僕も分からないんだ!君が疑いを持つようなら、ライフを払おう。
Round10 青黒 2-1
ゲーム1で、《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt》と土地4ってハンドを先行でキープしたんだ(ゲームは負けたよ)。Benはそれはひどいといってたけど、僕はこれには反論の余地があると思うし、僕がただ間違えているっていう可能性もあるけども、もし同じ状況になったらキープするだろね。
Round11 ミラーマッチ 2-1
このマッチはGerryの先手で始まったんだけど、僕は彼に「ドローしたくないのかい?」なんて冗談で聞いたりしたんだ。彼はこのマッチは消耗戦みたいにはならないって言ってて、僕もそれには納得していた。(Gerryはこのミラーマッチではずっと後手を選んでいたらしいですね。)僕は、まだ本当のミラーマッチをしてなかったからこのマッチがどのようなものになるかは話せなかったけど、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》と《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》と装備品が鍵を握るだろうということは確信していた。
他に面白かった場面がゲーム3の最後にあったんだ。Gerryは《思案/Ponder》を撃ったあと少し考えて、《機を見た援軍/Timely Reinforcements》 を撃って手札を空にした。僕の場には《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》が1体と《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike》が2本、《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》が1本(全部で7点入る計算の)と1/1フライヤーが1体いた。僕のライフカウンターでは彼のライフは6点得て14点になっていて、もし8点のままだったらボード上のクロックで死んでいた。僕のターン、カードを引いて《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》でアタックし、「あと7点だよね」と言うと、彼は僕が言ったことを訂正して、「いや、1点だよ」と言ったんだ。僕は、僕がすでにアタックしたのを見ていたジャッジを呼んで、ヘッドジャッジにアピールした。僕はそれを巻き戻すのは無理だと考えていると君は思うだろう(だってこれは僕のミスだからね)けれども、僕はルールについて問題だとは思っていなかったし、そのとき、僕は本当にそれを巻き戻すのが許される可能性があると考えていた。だって、僕にとってありえない判定を今までいくつも見てきたし、そのほとんどはゲームに何かしらの混乱があったときはゲームを巻き戻す、というものだったからね。僕が考えた判定の1つは、僕がフルパンするのを許して彼を倒すことができる、というもので、もう1つは僕がそれをすることを許されない、というものだ。僕は、彼が自分のライフを隠している、という行動についてのルーリングが分からなかったからRicardoに説明をしたんだけど、最終的な結論は僕のアタックによって彼のライフが1になるだけ、という同意せざるをえないものだった。彼は僕を倒すためのカードを引けなかったから、次のターンに僕は勝った。Gerryは、僕がこのルールが僕の不利になるように動くってことをわかっていながら、このことを訴えてヘッドジャッジのミスを誘おうとしていたと思って、明らかにこのことについては不服だったようなんだけど、この巻き戻しが起きなかったのが僕には信じられないし、今までのルールだったらやり直しがきくと本当に思っていたんだ(もう今はそう思ってないよ)。
Round12 ミラー 2-1
Round13 ミラー 2-1
これは面白いマッチだったよ。彼は熊が入ったバージョンを使っていて、彼の場が《幻影の熊/Phantasmal Bear》、土地が5枚、 《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》があって、彼のハンドが《幻影の像/Phantasmal Image》が2枚だったんだ。あらあら・・・。
Round14 コンリーにトスった 1-2
Round15 ミラー 2-1
僕は最終スコアを14-1っていうすごい記録で第1シードに進んで、準決勝にWeb(David Ochoa)とペアリングされたんだ。僕の初手は、先手で《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》×2、《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》、《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》、《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》、そして《金属海の沿岸/Seachrome Coast》だった。僕は1ランドキープは嫌いだったけど2つの理由からこのハンドはキープしたんだ。まず、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》が2体いるから、ランドを引けなかった場合こいつらがひっくり返る可能性が高くなって、2体の《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》と《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》で勝てるし、ライフを十分に減らせれば《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》が最後の何点かを削ってくれるからね。もう一つは、剣とアンブロのコンボがあるってこと。このコンボが決まったら、ゲーム1では対処する方法はミラーにはないんだ。もちろん、《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》がキープしやすくしてくれたのはあるけど、これらすべてが僕が欲しかったものなんだ。こいつらのうち1枚でも別のものだったらキープは出来ないだろうね。
僕が土地を置いて《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》を出すとすぐに、Webは「このトーナメントで何回1ランドキープした?」って聞いてきたんだ。何を言っていいか分からず、僕は彼をじっと見つめていた。(透視されてたのか?)。(特に何も関係ない質問なのか?)。まあそういう無謀なキープって意味ではしたことなかったし僕は彼に「1度もないよ?」と答えたんだけど、彼が1ターン目に《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》を撃ってきてハンドがばれちゃった。結局、虫が裏返った代わりにランドを引けなかったんだけど、後々引き込んできて普通に彼を倒したよ。ゲーム2はもっといいハンドで、彼は手も足もでなかった。
マリガンと《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》についての余談なんだけど(今のハンドは関係ないよ。まあいいキープだったと思うけど)、僕達のほとんどが、ひどいハンドをキープして1ターン目に《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》でハンドを覗かれて赤面したって経験があるよね?ね?このことを君がもっと上手なプレイヤーになるために使うんだ。初手をキープするか悩んだ時に、対戦相手が《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》を持っていると考えて、このハンドを覗かれたら恥ずかしいかどうか自問自答してみよう。もし答えがYESだったらマリガンだ!
準決勝では、また別のチームメイトであるコンリーとペアリングされた。ゲーム1で、彼は《不屈の自然/Rampant Growth》を撃ったあとに3ターン目に宝球をキャストして、僕はそれをリークした。その理由は、僕は3ターン目に《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》をタイタンに怯えることなく出したかったからなんだ。もし僕がリークしなかったら3ターン目にフルタップ出来なくて、僕の脅威を展開するタイミングがなかったんだ。思い出して欲しいんだけど、このデッキはコントロールデッキじゃないんだ。僕は彼がプレイするすべてのカードを対処したくないし出来ないから、ただ彼を倒せるクリーチャーを展開する時間が欲しいだけなんだ。結局僕は土地を引けなかったから関係無かったけど(彼も《ゲスの評決/Geth’s Verdict》を持ってたし)、これは良いプレイだったと思う。
ゲーム2は《死の支配の呪い/Curse of Death’s Hold》にやられたんだけど、僕はひどいミスプレイをしてしまったんだ。彼には呪いと《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》、僕はトラフトを出していて、《思案/Ponder》すると《深夜の出没/Midnight Haunting》、《平地/Plains》、《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike》がめくれて、僕はそれらをトップに置いた。そのわけは、《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike》だ。これでトラフとを通すことができると思ったんだけど、僕は彼の墓地に《古えの遺恨/Ancient Grudge》があることをど忘れしてた。僕はこの装備品をプレイする直前に気づいたんだけど、シャッフルを選ぶには遅すぎた。僕のプレイは素晴らしいってものじゃなかったけど、《忘却の輪/Oblivion Ring》か《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》か《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》を引いていれば勝ってたね。まあ、あのトップに残したいらないカード3枚が僕を負かすのには十分だったけどね。
最終的にこのトーナメントはすごく良いものだったし、僕がやった練習の量から予想してた結果をはるかに上回るものだった。このデッキは僕にとってすごい好印象だったし、また使ってみたいと思うものだったよ。このデッキの支配的な力を持ってて、最終的にはあまり勝ってないように見えたかもしれないけど、2日目の上位卓は半分以上がこのデッキのミラーマッチだったんだ。僕の当たり方を見てもわかるだろ?僕はいい結果を残したけど、半分以上はUW Delverとの試合だった。多くの人がDelverには相性がいいとか言ってたけど、僕にとっては信じがたいものだった。このデッキは、いい引きをすれば大体どのデッキにも勝てるデッキだと思う。確かに、多くの人がこのトーナメントでDelverに対していい結果を残したかもしれないけど、僕だってDelverには6-0だったよ。僕がDelverに相性がいいかって?負けないだろうって?もちろんそうじゃないよ。僕は他の人とほとんど同じリストを使っていて、たまたま相手より少し運が良かったのと僕が相手より少し上手かったっていうだけだ。もし僕が6-0したからといって、Delverにいつでも勝てるということにはならない。だって他の人もこのトーナメントで同じ事をしているだろうからね(同時に、悪いマッチアップが一つもないってことも言えない。人がこのデッキならいつもDelverをボコれるって考えていても、別にそんなにすごいことじゃない。たまにボコられることはあるかもしれないけど、みんなが思っているほど頻繁には起こらないよ)。
ただ、このデッキで僕が気に入らないカードがいくつかあったんだ。《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》と《深夜の出没/Midnight Haunting》だね。出没に関してはみんな同じようなことを言っていたから、これはこのデッキにいらないんだろうけど、ルーターに関しては意見が分かれてたから、僕にとってはいらないカードでも、本当はすごく強いカードだっていう可能性もあるかもしれない。逆に好印象だったのが2つのカード、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》 と 《機を見た援軍/Timely Reinforcements》だった。僕は出没の枠を、このトーナメントを通して活躍してくれたトラフトに替えて、もう一つは《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》にしようと思う。僕は本当に相手のハンドを知るのが好きなんだ。ルーターに関しては、抜きたいんだけど何を入れればいいかが分からなくて、まあ4枚目の《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》と《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》でもいいんだけど、なんだかしっくりこないんだ。だから、いつもサイドから投入してた《忘却の輪/Oblivion Ring》をメインに移すってのもありだね。そうすれば、同型に強い《機を見た援軍/Timely Reinforcements》の3枚目の枠も空くし。じゃあ僕の最新のリストを載せとくよ↓
4 《氷河の城砦/Glacial Fortress》
9 《島/Island》
3 《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt》
1 《平地/Plains》
4 《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4 《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》
3 《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》
4 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
4 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
3 《はらわた撃ち/Gut Shot》
4 《マナ漏出/Mana Leak》
1 《忘却の輪/Oblivion Ring》
4 《思案/Ponder》
2 《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike》
2 《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》
4 《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》
Sideboard
2 《四肢切断/Dismember》
3 《雲散霧消/Dissipate》
2 《神への捧げ物/Divine Offering》
1 《精神的つまづき/Mental Misstep》
1 《否認/Negate》
1 《忘却の輪/Oblivion Ring》
2 《幻影の像/Phantasmal Image》
3 《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
僕のサイドボーディングはこんな感じだった↓
ミラー:
先行:
-4 《マナ漏出/Mana Leak》
-3 《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》
-2 《深夜の出没/Midnight Haunting》
+2 《神への捧げ物/Divine Offering》
+2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
+2 《幻影の像/Phantasmal Image》
+2 《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
+1 《精神的つまづき/Mental Misstep》
後手: -2 《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》, +2 《マナ漏出/Mana Leak》
人間:
-2 《深夜の出没/Midnight Haunting》
-3 《はらわた撃ち/Gut Shot》 (though against Ben I kept some, since he had Vanguards as well)
-2 《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》
+1 《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》
+2 《四肢切断/Dismember》
+2 《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
+2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
ケッシグ:
-2 《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》
-2 《深夜の出没/Midnight Haunting》 (notice a trend?)
-3 《はらわた撃ち/Gut Shot》
+2 《幻影の像/Phantasmal Image》 (これはあんまり入れたいカードじゃないんだけど、《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》を倒すのには最高なんだ。あと言っとくけど、タイタンをコピーしてもあんまり有効じゃないよ)
+2 《雲散霧消/Dissipate》
+1 《否認/Negate》
+2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
コントロール:
-2 《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》
-3 《はらわた撃ち/Gut Shot》
+2 《雲散霧消/Dissipate》
+1 《否認/Negate》
+2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
じゃあ、君がこのデッキを使って楽しんでくれるのを祈るよ!
PV
-------------------
やっと終わったーー!
途中のGerryとのいざこざの辺りの訳はかなり怪しいです・・・。
感想やご意見、ここ違うんじゃない?ってのがありましたら、コメントにてよろしくお願いします。
ではでは
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一つ、君がこのデッキをプレイする際に頭の中において置かなければならないことは、前に進むゲームプランを立てなければいけないってことだ。君は今から3ターンで何をするのか知る必要がある。なぜなら、そのことは君が今のターンに何をするべきかを要求するものだからだ。それを可能にする確かな道具(例えば《思案/Ponder》 や 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》)があるし、それを使う必要がある。もし君が各ターンを分割されたものとしてプレイすると、このデッキでは君の破滅を招くだろう。なんたって、君のマナはいつでもギリギリだし、計画の不足は雪だるま式に被害を大きくしていくからね。君が僕のRound9でのBen Friedmanでの試合を見れるのなら、第2ゲームで僕が前に進まないプランを立てて、僕が死にかけたターンがいくつもあるから見てくれ。例えば、僕はこれをやるチャンスがもう来ないだろうと思って、彼が代わりに3マナの生物を出すことを《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》で知っていたから、《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》を彼の2ターン目のアタックの時に《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder》に使ったんだ。 このプレイのせいで、僕に悪いドローが続けばこのゲームに負けていたかもしれないけど、そもそもあんなプレイさえしてなければ運が悪くても問題なく勝ててたよね。(rainさんよりアドバイスを頂きました。ありがとうございます。)
未だに僕が迷っている一つは、相手が何デッキか分からなく、手札に1マナのカードが他にない時に《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》を青1マナで払うか2ライフをペイするかについてだ。僕はこの答えは絶対に「ハンド次第だけど、大体の場合で2ライフ払ったほうがいい」なんだけど、いつもこの考えで決断を下せるとわけではないと思う。これには2つの要因があるんだ。1つは、もし君が2マナ、3マナで出すカードがすでにあるなら、2ライフを払いたい気になるだろう。だって、今《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》をプレイしなかったらいつプレイするんだい?2つ目は、もし君の手札に2マナ、3マナのカードがすでにあるなら、君に《思案/Ponder》は必要ないってことだ。僕は、ハンドが充実しているときは、それらを使う前に死ぬのが嫌だから、マナを払うのが好きなんだけど、もしすぐに何かの助けが必要なハンドの時は2ライフを払って1ターン目にその助けを得られるかどうか見に行くね。これ合ってるかな?僕も分からないんだ!君が疑いを持つようなら、ライフを払おう。
Round10 青黒 2-1
ゲーム1で、《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt》と土地4ってハンドを先行でキープしたんだ(ゲームは負けたよ)。Benはそれはひどいといってたけど、僕はこれには反論の余地があると思うし、僕がただ間違えているっていう可能性もあるけども、もし同じ状況になったらキープするだろね。
Round11 ミラーマッチ 2-1
このマッチはGerryの先手で始まったんだけど、僕は彼に「ドローしたくないのかい?」なんて冗談で聞いたりしたんだ。彼はこのマッチは消耗戦みたいにはならないって言ってて、僕もそれには納得していた。(Gerryはこのミラーマッチではずっと後手を選んでいたらしいですね。)僕は、まだ本当のミラーマッチをしてなかったからこのマッチがどのようなものになるかは話せなかったけど、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》と《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》と装備品が鍵を握るだろうということは確信していた。
他に面白かった場面がゲーム3の最後にあったんだ。Gerryは《思案/Ponder》を撃ったあと少し考えて、《機を見た援軍/Timely Reinforcements》 を撃って手札を空にした。僕の場には《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》が1体と《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike》が2本、《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》が1本(全部で7点入る計算の)と1/1フライヤーが1体いた。僕のライフカウンターでは彼のライフは6点得て14点になっていて、もし8点のままだったらボード上のクロックで死んでいた。僕のターン、カードを引いて《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》でアタックし、「あと7点だよね」と言うと、彼は僕が言ったことを訂正して、「いや、1点だよ」と言ったんだ。僕は、僕がすでにアタックしたのを見ていたジャッジを呼んで、ヘッドジャッジにアピールした。僕はそれを巻き戻すのは無理だと考えていると君は思うだろう(だってこれは僕のミスだからね)けれども、僕はルールについて問題だとは思っていなかったし、そのとき、僕は本当にそれを巻き戻すのが許される可能性があると考えていた。だって、僕にとってありえない判定を今までいくつも見てきたし、そのほとんどはゲームに何かしらの混乱があったときはゲームを巻き戻す、というものだったからね。僕が考えた判定の1つは、僕がフルパンするのを許して彼を倒すことができる、というもので、もう1つは僕がそれをすることを許されない、というものだ。僕は、彼が自分のライフを隠している、という行動についてのルーリングが分からなかったからRicardoに説明をしたんだけど、最終的な結論は僕のアタックによって彼のライフが1になるだけ、という同意せざるをえないものだった。彼は僕を倒すためのカードを引けなかったから、次のターンに僕は勝った。Gerryは、僕がこのルールが僕の不利になるように動くってことをわかっていながら、このことを訴えてヘッドジャッジのミスを誘おうとしていたと思って、明らかにこのことについては不服だったようなんだけど、この巻き戻しが起きなかったのが僕には信じられないし、今までのルールだったらやり直しがきくと本当に思っていたんだ(もう今はそう思ってないよ)。
Round12 ミラー 2-1
Round13 ミラー 2-1
これは面白いマッチだったよ。彼は熊が入ったバージョンを使っていて、彼の場が《幻影の熊/Phantasmal Bear》、土地が5枚、 《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》があって、彼のハンドが《幻影の像/Phantasmal Image》が2枚だったんだ。あらあら・・・。
Round14 コンリーにトスった 1-2
Round15 ミラー 2-1
僕は最終スコアを14-1っていうすごい記録で第1シードに進んで、準決勝にWeb(David Ochoa)とペアリングされたんだ。僕の初手は、先手で《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》×2、《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》、《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》、《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》、そして《金属海の沿岸/Seachrome Coast》だった。僕は1ランドキープは嫌いだったけど2つの理由からこのハンドはキープしたんだ。まず、《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》が2体いるから、ランドを引けなかった場合こいつらがひっくり返る可能性が高くなって、2体の《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》と《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》で勝てるし、ライフを十分に減らせれば《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》が最後の何点かを削ってくれるからね。もう一つは、剣とアンブロのコンボがあるってこと。このコンボが決まったら、ゲーム1では対処する方法はミラーにはないんだ。もちろん、《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》がキープしやすくしてくれたのはあるけど、これらすべてが僕が欲しかったものなんだ。こいつらのうち1枚でも別のものだったらキープは出来ないだろうね。
僕が土地を置いて《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》を出すとすぐに、Webは「このトーナメントで何回1ランドキープした?」って聞いてきたんだ。何を言っていいか分からず、僕は彼をじっと見つめていた。(透視されてたのか?)。(特に何も関係ない質問なのか?)。まあそういう無謀なキープって意味ではしたことなかったし僕は彼に「1度もないよ?」と答えたんだけど、彼が1ターン目に《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》を撃ってきてハンドがばれちゃった。結局、虫が裏返った代わりにランドを引けなかったんだけど、後々引き込んできて普通に彼を倒したよ。ゲーム2はもっといいハンドで、彼は手も足もでなかった。
マリガンと《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》についての余談なんだけど(今のハンドは関係ないよ。まあいいキープだったと思うけど)、僕達のほとんどが、ひどいハンドをキープして1ターン目に《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》でハンドを覗かれて赤面したって経験があるよね?ね?このことを君がもっと上手なプレイヤーになるために使うんだ。初手をキープするか悩んだ時に、対戦相手が《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》を持っていると考えて、このハンドを覗かれたら恥ずかしいかどうか自問自答してみよう。もし答えがYESだったらマリガンだ!
準決勝では、また別のチームメイトであるコンリーとペアリングされた。ゲーム1で、彼は《不屈の自然/Rampant Growth》を撃ったあとに3ターン目に宝球をキャストして、僕はそれをリークした。その理由は、僕は3ターン目に《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》をタイタンに怯えることなく出したかったからなんだ。もし僕がリークしなかったら3ターン目にフルタップ出来なくて、僕の脅威を展開するタイミングがなかったんだ。思い出して欲しいんだけど、このデッキはコントロールデッキじゃないんだ。僕は彼がプレイするすべてのカードを対処したくないし出来ないから、ただ彼を倒せるクリーチャーを展開する時間が欲しいだけなんだ。結局僕は土地を引けなかったから関係無かったけど(彼も《ゲスの評決/Geth’s Verdict》を持ってたし)、これは良いプレイだったと思う。
ゲーム2は《死の支配の呪い/Curse of Death’s Hold》にやられたんだけど、僕はひどいミスプレイをしてしまったんだ。彼には呪いと《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》、僕はトラフトを出していて、《思案/Ponder》すると《深夜の出没/Midnight Haunting》、《平地/Plains》、《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike》がめくれて、僕はそれらをトップに置いた。そのわけは、《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike》だ。これでトラフとを通すことができると思ったんだけど、僕は彼の墓地に《古えの遺恨/Ancient Grudge》があることをど忘れしてた。僕はこの装備品をプレイする直前に気づいたんだけど、シャッフルを選ぶには遅すぎた。僕のプレイは素晴らしいってものじゃなかったけど、《忘却の輪/Oblivion Ring》か《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》か《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》を引いていれば勝ってたね。まあ、あのトップに残したいらないカード3枚が僕を負かすのには十分だったけどね。
最終的にこのトーナメントはすごく良いものだったし、僕がやった練習の量から予想してた結果をはるかに上回るものだった。このデッキは僕にとってすごい好印象だったし、また使ってみたいと思うものだったよ。このデッキの支配的な力を持ってて、最終的にはあまり勝ってないように見えたかもしれないけど、2日目の上位卓は半分以上がこのデッキのミラーマッチだったんだ。僕の当たり方を見てもわかるだろ?僕はいい結果を残したけど、半分以上はUW Delverとの試合だった。多くの人がDelverには相性がいいとか言ってたけど、僕にとっては信じがたいものだった。このデッキは、いい引きをすれば大体どのデッキにも勝てるデッキだと思う。確かに、多くの人がこのトーナメントでDelverに対していい結果を残したかもしれないけど、僕だってDelverには6-0だったよ。僕がDelverに相性がいいかって?負けないだろうって?もちろんそうじゃないよ。僕は他の人とほとんど同じリストを使っていて、たまたま相手より少し運が良かったのと僕が相手より少し上手かったっていうだけだ。もし僕が6-0したからといって、Delverにいつでも勝てるということにはならない。だって他の人もこのトーナメントで同じ事をしているだろうからね(同時に、悪いマッチアップが一つもないってことも言えない。人がこのデッキならいつもDelverをボコれるって考えていても、別にそんなにすごいことじゃない。たまにボコられることはあるかもしれないけど、みんなが思っているほど頻繁には起こらないよ)。
ただ、このデッキで僕が気に入らないカードがいくつかあったんだ。《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》と《深夜の出没/Midnight Haunting》だね。出没に関してはみんな同じようなことを言っていたから、これはこのデッキにいらないんだろうけど、ルーターに関しては意見が分かれてたから、僕にとってはいらないカードでも、本当はすごく強いカードだっていう可能性もあるかもしれない。逆に好印象だったのが2つのカード、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》 と 《機を見た援軍/Timely Reinforcements》だった。僕は出没の枠を、このトーナメントを通して活躍してくれたトラフトに替えて、もう一つは《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》にしようと思う。僕は本当に相手のハンドを知るのが好きなんだ。ルーターに関しては、抜きたいんだけど何を入れればいいかが分からなくて、まあ4枚目の《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》と《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》でもいいんだけど、なんだかしっくりこないんだ。だから、いつもサイドから投入してた《忘却の輪/Oblivion Ring》をメインに移すってのもありだね。そうすれば、同型に強い《機を見た援軍/Timely Reinforcements》の3枚目の枠も空くし。じゃあ僕の最新のリストを載せとくよ↓
4 《氷河の城砦/Glacial Fortress》
9 《島/Island》
3 《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt》
1 《平地/Plains》
4 《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
4 《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4 《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》
3 《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》
4 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
4 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
3 《はらわた撃ち/Gut Shot》
4 《マナ漏出/Mana Leak》
1 《忘却の輪/Oblivion Ring》
4 《思案/Ponder》
2 《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike》
2 《戦争と平和の剣/Sword of War and Peace》
4 《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》
Sideboard
2 《四肢切断/Dismember》
3 《雲散霧消/Dissipate》
2 《神への捧げ物/Divine Offering》
1 《精神的つまづき/Mental Misstep》
1 《否認/Negate》
1 《忘却の輪/Oblivion Ring》
2 《幻影の像/Phantasmal Image》
3 《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
僕のサイドボーディングはこんな感じだった↓
ミラー:
先行:
-4 《マナ漏出/Mana Leak》
-3 《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》
-2 《深夜の出没/Midnight Haunting》
+2 《神への捧げ物/Divine Offering》
+2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
+2 《幻影の像/Phantasmal Image》
+2 《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
+1 《精神的つまづき/Mental Misstep》
後手: -2 《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》, +2 《マナ漏出/Mana Leak》
人間:
-2 《深夜の出没/Midnight Haunting》
-3 《はらわた撃ち/Gut Shot》 (though against Ben I kept some, since he had Vanguards as well)
-2 《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》
+1 《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》
+2 《四肢切断/Dismember》
+2 《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
+2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
ケッシグ:
-2 《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》
-2 《深夜の出没/Midnight Haunting》 (notice a trend?)
-3 《はらわた撃ち/Gut Shot》
+2 《幻影の像/Phantasmal Image》 (これはあんまり入れたいカードじゃないんだけど、《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》を倒すのには最高なんだ。あと言っとくけど、タイタンをコピーしてもあんまり有効じゃないよ)
+2 《雲散霧消/Dissipate》
+1 《否認/Negate》
+2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
コントロール:
-2 《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》
-3 《はらわた撃ち/Gut Shot》
+2 《雲散霧消/Dissipate》
+1 《否認/Negate》
+2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
じゃあ、君がこのデッキを使って楽しんでくれるのを祈るよ!
PV
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やっと終わったーー!
途中のGerryとのいざこざの辺りの訳はかなり怪しいです・・・。
感想やご意見、ここ違うんじゃない?ってのがありましたら、コメントにてよろしくお願いします。
ではでは
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赤字の部分ですが、Gerryとのやり取りは大体そんな感じだと思います。引用されている原文を見る限り、Gerryが過去にこのマッチアップでは必ず後手を選んでいたのをPVが見ていたのだと思います。
《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》の方ですが、「このプレイのせいで、僕に悪いドローが続けばこのゲームに負けていたかもしれない(直訳だと『彼がこのゲームに勝つには僕が不運である必要があった』でしょうか。)けど、そもそもあんなプレイさえしてなければ運が悪くても問題なく勝ててたよね。」と訳してみました。
unluckeyはそのまま直後のfor meで、to winは主語がheなので対戦相手で採りました。
ご指摘ありがとうございます。
いやはや、自分の英語力のなさを実感しました・・・。確かに指摘いただいた通りに読み直すとちゃんとつながった文章になってますね。
またこういうことがありましたらご指摘お願いします。